山とHGと自然薯

あくる日は昼頃帰路のかなと思いきや、なんかもう一件温泉いくらしい。はてさてどこかねと聞いてみると三重県とのこと。三重。四日市鈴鹿。伊勢志摩。和歌山とどっちがどっちかよく間違える。というか、筆者の人生に及ぼす影響は限りなくゼロに近いと思われていた三重県へ初上陸。多分こんな機会でもないと行かないよね。
朝起きてぴぴぴを回収し、カーナビで行き先を設定し狙うは菰野の「片岡温泉」という所らしい。う〜〜む。片岡かぃな。
岐阜>愛知>三重って陸続きなのね。これってば、埼玉の人間が神奈川へ行くのと感覚は近いのかしら。距離は途方もないが。とった道は海沿いのはずなのにエレガントにカーナビは目の前にそびえる山への道を指し示して譲りません。というかありえない曲がりかたしてますよこの地図に書いてある道。ってーか動物の小腸みたいだなあと思って眺めていると「なんかこのナビ蛇みたい」「毒もってるって絶対」派手なカラーリングで示してくれるのは正しいと思うんだが、なんつーか蛇というか、かえるの卵にも見えるやね。しつこいですが道の地図の話ですよ。
雄雄しくそびえる山に向かい、遥か眼前の山肌のそれはそれはとても高いほうに道が見えますが、多分アレをとおるんだよね。そうですよね。聞くなよ、って話ですよね。っていうか、マジで山です。いや、なんつーか、山以外に表現しようがないわけですよ。程よく上っていくと、今度は今までとおってきた道が眼下に広がってえもいわれぬ絶景だったのですが、このとき車の中は「レイザーラモンHG」の話題で盛り上がるというさわやかムードぶち壊しな空気です。「彼は家賃が35000らしいぜ」「いい声してるよね。声優できそう」「クレヨンしんちゃんに出演してもおかしくないよな」あああああああ。
山頂が県境になっていて、そこから先は三重県。脇に「ドコモの森」という看板がかかっていてすごい違和感。そんなのあるんだ。森の中にドコモダケはえてるのかね?
まったりまったり山道を下り、目的の場所に付いたのはお昼くらいかな? 途中、とても激しくすごい勢いで行列の出来てるとろろ芋やさん「茶茶」というところを通りがかり、一同興味をそそられるものの「ここにぴぴぴを放置して、俺らが温泉につかって、もどってくるコロでもまだはいれなさそう」な果てしない行列の前に断念。(どうやらこの茶茶という店、とんでもなく有名らしいぞ?)
で、片岡温泉。車はめちゃ混みでちょっと引いたけど中はさほどでもなく…が、露天の湯温が低く、入ってても湯冷めしそうでした。
温泉を堪能したあとは帰路へ…とは行かず、1氏の家でROの仕事をこなすらしい。若、すげえよキミ。
時間に余裕があるので(何をもって余裕とするのか。筆者にもわからないが)軽く寝て、おきて不思議なヤキニク屋へ。つけダレがいろいろあってなかなか個性的。ガーリックバターにつけて食べる肉は美味でした。
さて1氏の家に戻り二人はROへ。筆者はまどろみ>SRWD>まどろみ>SRWDを繰り返し、しばらく充電していなかった所為か赤いランプにびくびくしながらも数面終えて、22:40頃になんか終わりそうな雰囲気が漂って、勝利の雄たけびが聞こえて(なんか、対ギルド戦に勝ったとか…)しばらく残務処理してようやく帰宅。……ゲームにあわせてスケジュール組んで…日本人は束縛されるのがすきなのかねぇ?