たしかに味音痴だけどさぁ

昼、お気に入りの蕎麦屋(というか定食屋)に入りいつものように蕎麦とドンブリもののセットを頼んだのだが、なぜか蕎麦猪口がいつものものと違う。まあ、ポジション的に「猪口」と表現しているがここのはサイズがお椀程もあるんだけれど、それよりもさらに大きい。
なんだろな、と思いつつひとくち蕎麦つゆを口に含むと程よい酸味が。
なんだろ。年期の入ったかえしでも使ったのかしら。いや、それにしてもちょっとおかしい。酸味が、というよりこれは酸っぱい。筆者の注文した蕎麦の薬味、とくに大根おろしとこの酸味のあるつゆ、そして蕎麦の相性は今までいろいろな蕎麦を食ってきたつもりだがかなり悪い方だ。
たまらず店員に「ちょっと、これ蕎麦つゆじゃないよ?」と聞くと「え…あの、薄かったですか?」とかえされた。
確かに筆者の知る限りここの蕎麦つゆは神田方面で営業している蕎麦屋とは思えないほどに色が薄くて甘い。蕎麦猪口の底が見えそうなくらい。しかしな、ちがうんだ。違うものが注がれているんだ。多分。「いや、これ酸っぱいんだけど」と重ねていうと慌てて取り替えてくれた。曰く「すいません、ざるらーめんのつけダレと間違えてました!」とさ。
そのあと会計の時に、大盛の割増ぶんおまけしてくれた。日記のネタになったからそんなことしなくてもいいのに。