蕎麦食いの嘆き

たまたま昨夜。蕎麦をゆでようと思ってなべを火にかけて、水が湯になるまでホクホクしてまってたら「そばつゆ」を切らしていることに気づき、失意のうちに沸かした湯を捨てながら「理論的には昆布と醤油とカツオでできるんじゃないかな、かな?」と流れていくその湯の中に新たな可能性を見出したり「でもめんどくさいし明日にしよう。何より蕎麦ゆでる前で助かったと思おう」とアッサリとその可能性を否定してみたりしていたんですが
今日帰り際に思い出したように「蒸篭とかあったら本格的じゃね?そうよねそうよねそうでしょそうでしょ」と見えもしないピチカートに語りかけながら駅前の100円均一SHOPに向かい(根本的に貧乏性です)いろいろ物色していたんですが目当てのものはなく…仕方なく耐熱プラスチック製の「電子レンジ蒸器」を手に取り「蒸篭という観点からは間違っていないはずだ。そうよねそうよ(略」とコレを買い物籠に放り込み、一周していると「蕎麦乾麺」が4束で100円。めんつゆ(五倍濃縮)が100円。チューブわさびも100円という素敵なコーナーに差し掛かってしまいまして。「おいおい、下手な蕎麦屋でもり一枚頼んだらそれだけで400円はかかるじゃん。同じ値段で4食喰えるじゃん。すごいじゃん」と筆者のいやな一面が鎌首をもたげ次の瞬間にはそれらをやはり同じかごに入れて会計を終えたあたりで「ああ、そういえば家にある蕎麦どうしよう…まぁ、一回コレを試してみてからにするか」とやはり簡単に目的を入れ替えてついさっき帰還し、早速湯がいて蕎麦手繰ってみました。

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家庭用の火力&乾麺という部分を差し引いて蕎麦はそこそこだったと思う。季節的にも寒いし。それ以上に残念だったのがそばつゆ。最悪。
致命的に不味いこのそばつゆ。なんてったって雑味。雑味の合間に出汁や返しの味がかろうじてする感じ。
改めて、明日にでも別の買おう。